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途中入社の住民税って?

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知っているようで知らない・住民税の徴収ルール

途中入社の従業員はどうなっている?

 

給与明細を見てみると、控除項目に『住民税』とあります。

別名、市県民税と言ったりもしますが、各人、住んでいる県や市に納める税金となっています。

では、どうやって納付されているのか。

会社に勤めている場合、従業員の住民税は、会社が給与から控除し、行政へ納めます。

これを『特別徴収』といいます。

ただし、年の途中で転職してきた従業員に関しては、原則、対象から外れています。

なぜなら、前職の勤務先を退職する時に、『特別徴収』から

納税者本人が直接納付する『普通徴収』に切り替わっているからです。

転職経験がある従業員であれば、転職1年目は自分で納付する、ことは

定着しているのですが、初めて転職する方や、労務経験が浅い方などは、

どうやって住民税を!?と混乱することがあります。

 

まずは、転職者の多くは普通徴収に切替えられていることを覚えておきましょう!

 

ただし、年の途中であっても会社側が『特別徴収への切替届出書』を

提出することで、特別徴収へ切替ることができます。

従業員と相談して、どうするのかを決めるといいでしょう。

もちろん、初年度が普通徴収であっても、

次年度からは特別徴収へ切り替わりますので、ご安心を。

 

ちょっとしたことなのに、いざとなると分かりづらいですよね。

6月は住民税にとっての年度初め(納付初め)、

給与計算担当者は、通年事務としてマニュアル化しておくと安心ですよ。