【速報】長崎県の最低賃金はどうなる? 審議会で労使の意見が真っ向対立

2025年度 長崎県の最低賃金引き上げ審議 労働者側は84円、使用者側は34円を提示

最低賃金の改定議論が全国で進む中、長崎県でも注目すべき動きが見られています。令和7年度(2025年度)の地域別最低賃金について、長崎地方最低賃金審議会専門部会は8月14日、長崎市内で第2回会合を開催しました。現在の時給953円からの引き上げ幅を巡り、労働者側委員は「84円アップ」を、使用者側委員は「34円アップ」を提示しましたが、意見の隔たりは大きく、公益委員が双方と個別協議したものの合意には至らず、継続審議となりました。次回会合は20日に予定されています。

中央最低賃金審議会は、2025年度の全国平均引き上げ目標を63円とし、長崎県を含む地方部13県(C区分)については「64円アップ」を目安としました。しかし、現場の議論は一筋縄ではいきません。労働者側は「物価上昇に賃金が追いついていない」と強調し、連合の試算による「県内で最低限必要な水準=1,120円」を2年で実現するためには、本年度に84円の引き上げが不可欠だと訴えました。

一方、使用者側は「中央審議会の目安は企業の支払い能力を無視している」と不満を表明。価格転嫁の難しさや助成金活用の不便さを指摘し、C区分の賃金上昇率3.6%を根拠に34円アップを提示しました。まさに「生活費を重視する労働側」と「支払い能力を重視する使用者側」が真っ向から対立する構図となっています。

長崎県に限らず、地方審議会では今後も激しい議論が続く見通しです。賃金と物価の乖離、企業の体力、国の支援策の実効性など、複雑な要素を踏まえながら、地域に即した最終答申がどう導かれるのか注目されます。

次回会合は20日に予定されています。

🔗長崎労働局ホームページ:令和7年度 長崎地方最低賃金審議会議事録等一覧表

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