みんなで守ろう!職場の安全〜全国安全週間が始まります〜
令和7年7月1日から7日までは、第98回「全国安全週間」が実施されます。(6月1日~6月30日は準備期間となっています)本週間は、昭和3年の初回実施以来、「人命尊重」の理念のもと、産業界における自主的な労働災害防止活動を推進し続けてきました。今年のスローガンは、「多様な仲間と 築く安全 未来の職場」です。
昨今、働き方の多様化や高齢労働者・外国人労働者の増加に伴い、安全衛生活動の重要性はますます高まっています。実際に、長崎県では令和6年度における休業4日以上の死傷災害が1,663件と、前年から増加しており、深刻な状況が続いています。
このような状況を受け、厚生労働省および各労働局は、本週間を通じて以下の取組を呼びかけています
年間を通じた安全衛生計画の策定とPDCAサイクルの徹底
階層別の安全衛生教育の強化、特に雇入れ時や未熟練者への教育
職場巡視やKY(危険予知)活動、ヒヤリ・ハット事例の共有
リスクアセスメントの実施とその結果に基づく対策の実行
熱中症、転倒災害、交通災害などへの分野横断的な対策
また、特に第三次産業における災害リスクが高くなっており、個々の業種特性に応じた対策の徹底が求められます。
本週間を機に、「安全第一」の職場風土を育て、全ての働く人々にとって安心できる職場環境を共に築いていきましょう。